夏の鹿の味
久々の更新となりました。最近まで本の仕事が立て続けに入ってまして、なかなか新しい記事が書けませんでした。今は仕事も一旦落ち着きまして(落ち着き過ぎ、お仕事下さい!)、ゆったり暮らしております。
今年は狩猟免許の更新と銃砲所持許可の更新もあり、猟期が終わっても何となく銃を触っており、そのうち新しい銃が欲しいという気持ちがムクムクと。モノは試しに、と見積もりを取ってもらったら最後ですね。岩が崖を転がり落ちる様にローン契約まで済ませてしまいました。新銃が来ましたらまたこちらでご紹介しようと思います。
さて、僕は有害駆除には参加していないので、猟期以外は鉄砲を持って山に入ることはないのですが、ボブさんの友人に猟師の手だれ(たまにボブさんはこの表現を使います。ちょっと面白い。)がおり、この時期にガンガン鹿を捕獲しているとの事。この時期の鹿は油が少なく、新芽や木の実を食しているため、冬よりも美味しいと聞いた事があり気になっていたのですが、手だれさんが最近捕獲した3歳オスを分けてくださいました。ありがとうございます。
塩コショウでローストした外モモとオイルに漬けて低温調理した背ロースを味見してみたのですが、今までで食べたどの鹿より美味しく感じました。冬よりも鹿独特の風味が少なく、肉のパサつきも全くありません。噛むと旨味が口に広がり、喉越しもあっさりしています。
実は最近東京でイベントをやりました。
早取り夏野菜とピクルスワークショップ(主催:食季カフェ展、協力:山学ギルド)
https://www.facebook.com/events/437695357052753/
そこで試食で振る舞ったのですが、とても好評。鹿を初めて食べる方も多く、ジビエの入り口としては、本当によかったのでは、と思います。今後とも東京へ出て色々なワークショップを開催したいとおもっています。