入り口の人
僕の狩猟者としての技術はとても低いと思う。
足跡をみてもよくわからないし、
山の歩き方も自己流で何となくだ。
猟友会の先輩方や、ネットで自身の狩猟風景を公開されている猛者の
方々に比べれば、初心者に毛の生えたもの位であろう。
ただ、山に入り、足跡を見つけ、動物の気配を感じる事については
心から楽しんでおり、山を楽しむ能力は高いと思う。
狩猟界を調べて見ると、いつも
「獣害」「高齢化」「里山保全」「命の授業」などのキーワードが先に出て来て
地域の保全の為に、生命の尊さを学ぶ為に
狩猟を始めようという感じになっている。
でも、それで果たして狩猟者は増えるだろうか。
多分無理。
もっと単純に「山楽しい」「肉美味しい」「アウトドア気持ちいい」
「ダイエットになるよ」を紹介しないと、興味を持つ人は増えないと思う。
僕は登山以外で山を楽しむ事を紹介して行きたいと思う。
高い技術や、その先の難しい部分は、他の人に任せたい。そこに興味が出たら紹介したいと思うけど。
狩猟のトビラの入り口に立って、こっちも結構楽しいよ、
という呼び込みの人。それが僕の今の立ち位置だと思って
会う人に必ず、かつそれとなく自分が狩猟者だと伝えている。
上田で狩猟に興味を持つ人が増えてくれればいいなあ。