旅のはなし
こんにちは。なおいです。
本日、上田はなんと雪です!寒いです。
桜がやっと咲いたと思ったのにーーー。
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ところで突然ですが、今日は去年の1月に行ったフィリピンの様子を
お伝えしたいと思います。
フィリピンは飛行機で4時間で着いてしまうほど、
日本と近い距離に位置しています。
言葉も英語が一応公用語ということもあったり、台湾、沖縄
がすぐ近くだったりして、とっても馴染みが深い感じがします。
この時は家族5人と友達2人で行ってきました。
首都マニラに到着し、そこから6時間、長距離バスに乗って
ルソン島北部のバギオという都市に向かいます。
バギオはフィリピンの軽井沢みたいなところで、ちょっとした
避暑地です。
北ルソンに暮らす山岳民族の方達の文化に興味があるので、
行くたびにどこかの村に案内してもらっています。
いつもガイド役は友人のロエルくん。
3児の父でもあり、職業がカメラマンということで、我が家と
境遇がかぶります。
注:肩車されているのは我が家の息子。
帰り道は全く歩かず、ふてくされてます。
訪れた村はブスカランという村。
世界遺産でもある棚田が有名なバナウェがわりと近くにあり
(と言っても、移動に6〜10時間くらいかかる)
道路も水道もない、すばらしい村でした。
さてそんなブスカランまでの道のりは、
避暑地バギオからさらに山越えの長距離バスを6時間乗り、
ハイエースに乗り換えて4時間くらい渓谷沿いを走り、
道路がなくなった地点から、さらに徒歩で2時間くらい!
しかも歩いた道は、こんな感じのあぜ道。
右側は絶壁です。
目指すは山のてっぺんにみえる集落。
こんな感じのちょっと危険な一本橋も渡ります。
はるばる 到着した村には、
なんと92歳の現役彫り師のおばあちゃんが暮らしていました。
ここは自然とともに生きる山岳民族が暮らす地域であり、
1000年以上も続く棚田を中心とした暮らしと文化が
いまもなお残っています。
この入れ墨文化もそのひとつ。
模様には森や田畑や川、鳥などが描かれ、村の自然そのもの
を自らの体に刻み込む。
しかもこのパターンは本がある訳でもなく、
この最後の彫り師といわれるおばあちゃんの
あたまの中にしかないというのがすごいことです。
こんなにもアートな暮らしがあるんだなーと、
本当にほれぼれしてしまいました。
入れ墨を入れる意味や、この山岳民族の暮らしについては、
まだまだ語ることが多く、今日はこの位にしておきます。
ふと、年度のはじめに、
フィリピンの話を書きたくなり、ブログに載せてしまいました。
またまた不定期にお伝えしていきますね。
(2014.1月 フィリピン北ルソンへの旅)
なおい