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私たちWOOD HOUSE DESIGNは、
長野県上田市を中心に活動するちいさなデザイン集団です。
「人とモノ、人と人を繋げるデザインを」

山で迷子になる。

こんにちは、56番カワバタです。

 

ええ。週末も行って参りました。

長野の山に。そう、狩猟に。

シカを獲りに。

 

カワバタ、「猟」というものにすこしずつではありますが

慣れてきました。

装備もバッチリ、師匠、先輩方とのコミュニケーションも

少しは取れます。ただ、まだ、山の用語はよくわかりません。

 

先「あそこのよぅ、2番目のスギの横にデコデコがあるだろ?

そこの3つ目のデコデコ辺に多分いるからよう、56番はさ、

向こうののりめんから、ひっくり返して半時計回りに

巻いてきてくれや。」

 

カ「はい!(何言ってるか全くわからん。デコデコ? デコボコの事?

のりめん? ひっくり返すって何をさ?)」

 

という具合です。

ただ、カワバタの胸にあるのは

ここは里山。何かあっても下に下りれば何とかなる。

という一本槍です。

 

何だか度胸がついてきました。

 

 

そして、無線を持って散開。

 

 

歩いて5分、メスのシカが二頭目の前を横切ります。

あぁ〜、向こうに飛んでいく。。。

 

装備はナイフ一本のみ、当然ながら

近づくヒマも、ナイフを投げるヒマもありません。

 

カ「すみませーん、皆さんと他の方向に逃げました!」

 

勢子としての不備を無線で報告するカワバタ。

 

先「まあそういう事もあるやな。無理せず追い立てなぁ。」

 

 

そうです。先輩方。優しいのです。

 

これはカワバタが猟を始める前のイメージから

180°変わったものの一つです。

みなさん優しいのです。

 

ヘマをしても、意味がわからなくても

カワバタに嫌な顔をする人はいません。

それどころか、とても気遣ってくださる。

ちょっとした事でも大丈夫か、と声をかけてくださる。

 

そう。今や猟師は怖い人達ではないのです。

昔は知らないけども!

 

これは一つ大発見でしたね。

多少ぶっきらぼうでも、恥ずかしがりやな

だけなんだなあ。

 

 

と考えながら、獣道をてくてく歩いたり、こけたり、滑ったり

していたところ。

ふむ。静寂。山はやっぱりいいなあ。孤独になれる。

カワバタはこれを体験しにきたんだ。

山で自分の力をためす。静寂を受け入れる。

 

 

 

ん? なんだか静寂すぎないか?

5分前まで仲間の声、無線、犬の吠えが

聞こえていたのに。。。

 

 

あれ? 無線の形が変わってる? 進化したのかな?

イヤイヤ、そんなはずない。

 

 

 

 

 

 

無線壊れとるがな!!!!

 

 

 

 

どうやら、山で転んだりすべったりしている間に

無線のアンテナ部分を壊してしまったようで、

完全に受信できないありさまに。

 

 

 

落ち着け、落ち着け。

カワバタの一本槍はこんな事では折れません。

 

 

 

カ「ママぁ。」

 

 

 

山で呼んでもお母さんは来てくれません。カワバタの三男坊である

としくん(カワバタの名前)が呼ぶにも関わらず

お母さんは山に助けに来てくれないのです!!!

 

 

山、なんという場所でしょう!

 

 

これは調子に乗っていたカワバタに対する

山の神の怒りなのでしょうか?

 

 

止まって現状確認している間に

身体は冷えてきます。

周りは枯れたカラマツに囲まれ、

視界も良くない。いつどこから

何が出てくるか分からない状況。

 

 

カ「温かいスープが飲みたいよう。」

 

 

 

としくんは精神の崩壊が近づいております。

幼児返りも進んでおります。

としくんはポタージュが好きなのです。

 

 

そのとき、静寂を切り裂く聞き覚えのある電子音が

山に響きます。はっと我に返るとしくん。

 

 

 

 

で、でんわーーーー!

 

 

 

そうです。

2016年、現代には文明の利器があります。

電話が師匠からかかってきました!

 

師「何か56番が無線とらないから、みんな心配してるぞー。」

 

カ「し、師匠〜、スミマセン、何だか歩いているうちに

勝手に無線が壊れちゃったみたいで〜(泣)。」

 

 

救援と同時に自己弁護を計るカワバタ。

 

。遭難しかけた山の中でさえも、カワバタは

怒られたくないのです、1ミリもね!!

 

師「今から大声出すから、こっちに来てくれい。」

カ「声聞こえません!」

師「はぐれたもんだなあ、じゃあ音出すから音の出る方へ向かいな」

 

数秒後、大きな音が山にこだまします。

 

何とか音の方向へ向かうカワバタ。

どうやら、知らぬ間に先輩方よりも

かなり遅れて、さらに知らずに下に下がっていたようです。

 

山の歩き方は本当に難しい。

 

 

何とか先輩と合流。

 

先「無線なくて、何かあると困るからさ、

俺と一緒に行こうか」

 

 

ここでも、持ち場に穴を空けたカワバタに

優しい言葉。

 

もう一度言います。

猟師は優しいのです。

 

 

何とか基地に戻ったカワバタの目の前には

シカが二頭。

どうやら、カワバタが遭難している間に

打ち取ったらしく、カワバタは動揺していたのか

銃声すら聞こえませんでした。

 

その後、ミスを挽回すべく、解体を精力的に

行ったカワバタでした。

今回は肉の他に、心臓、レバー、食道、そしてタンを

ゲット。あごを外すために、ノコギリまで使用した

どん欲なカワバタです。

 

味は、もちろん

おいしーい!

 

 

 

携帯に心から感謝

カワバタ

 

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