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私たちWOOD HOUSE DESIGNは、
長野県上田市を中心に活動するちいさなデザイン集団です。
「人とモノ、人と人を繋げるデザインを」

芸術と文化の秋

こんにちは、直井です。

お久しぶりのブログです。

十五夜過ぎて、すっかり涼しくなりました。

 

つい先日、中秋の名月の日に5回目を

迎える「daichi no kioku」を無事終えました。

 

2011年の震災を機にはじめたこの企画。

”傷ついた大地に祈りを込めて”

そして

”音楽やアートを通じて、人と大地のつながりを

もう一度見つめなおす”

ことを思いながらに地道に続けているまつりです。

 

今年は韓国の伝統音楽と演劇の演目でした。

daichi no kioku2015‚¿‚炵•     daichi no kioku2015ƒ`ƒ‰ƒV— 

 

お天気にも恵まれ、霊峰を見渡せる神楽殿のふきぬけ舞台からは

まっ白な満月がのぼりはじめ、杖鼓(チャンゴ)の音色の

盛り上がりとともに、会場を一気に湧かせていました。

サムルノリとよばれる韓国の伝統音楽は、楽器も音色も

リズムもすべて”天と地とそれをつなぐ人”を表現している

ものだそうです。

 

だんだん日が暮れていくにつれ、わずかな灯りの照明の

効果で、影が大きくなったりちいさくなったり。

それはとてもとても幻想的な演出でした。

 

すっかり日が落ちて、演劇がはじまる頃には、まん丸く光る

満月が神楽殿を上から照らしていました。

演目は三島由紀夫による『道成寺』。

”人の情念”を描いた物語でしたが、

その中での自然の関わりがおもしろいお芝居でした。

 

別所神社の神楽殿は江戸時代から続くもので、かなり大きく

しっかり作られている舞台なのです。

昔から、ひとはこの場所に集まり、お月見をしたり、五穀豊穣を

祈ったり、音を奏でたり、いろんな旅の芸人さんが

演目をしに来ていたかと思うと、本当にそういう場所が

この時代にも続いていることがすごいことです。

 

長野には農村歌舞伎が残っているところが多くありますが、

芸術や文化というのはやっぱり大きな美術館やホールの

存在だけではなく、

昔から続くひとの営みの中にあるものだと

つくづく感じました。

 

5年続けてだんだん輪郭がみえてきたような気がします。

また来年が楽しみですー。

 

今年は毎月毎月イベント三昧。

その合間にこのウッドハウスのお仕事です。

(と、この場を借りてベントの告知や報告を

させてもらっていますが。)

仕事とそれ以外の境界線が曖昧ですが、

だんだんこのスタイルが定着してきました^^

 

なおい

 

 

 

 

 

 

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